SWANOIR

東京工科大学 サステイナブル化学特別講義

理系学生のキャリア形成に関する特別講義

WHAT

東京工科大学工学部応用化学科3年生を対象に、サステイナブル化学特別講義の一環としてキャリア形成に関する講義を実施しました。理系学生が持ちがちな「専門領域=キャリア」という前提に対して、ブリコラージュ(手持ちのリソースの創造的な組み合わせ)とセレンディピティ(予期せぬ発見の活用)という2つの思考法を軸に、別の視点を提供しています。オランダからの生中継を組み込んだ構成です。

HOW

実践知の構造化

弊社の平田が自身のキャリア(アパレル・食品・化粧品業界での研究開発)を素材に、異分野での経験がどう相互作用するかを講義しました。「好奇心」「既存の枠組みにとらわれない」「失敗を恐れない」「常に学び続ける」という4要素を、業界ごとの具体例とともにフレームワークとして提示しています。

オランダからの生中継

弊社代表の百崎がオランダ滞在中だったことを活かし、Dutch Design Weekの会場から生中継を実施しました。EUで新たに導入される修理可能性の評価指標「RepairScore」や、Repair Cafeの取り組み、パリモーターショーでのEV最新動向など、教科書には載っていない「今起きていること」を現地から直接伝えています。

ブリコラージュとは?
ブリコラージュとは、手持ちのリソースを創造的に組み合わせて問題を解決する思考法です。もともとは文化人類学者レヴィ=ストロースが提唱した概念で、あらかじめ計画された手順ではなく、今あるもので工夫するアプローチを指します。キャリア形成においては、「何を身につけるべきか」を先に決めるのではなく、これまでの経験や知識を異なる文脈で組み合わせ直すことで、予想外のキャリアパスが拓けるという考え方に応用されています。本講義では、実際に複数業界で研究開発を行ってきた実務家が、この思考法を自身の経験をもとに紹介しました。
東京工科大学でのSWANOIR講座のスライド

WHY

90分という限られた時間で「キャリアの可能性」を伝えるにあたり、抽象的な理論ではなく実体験をベースにすることを選択しました。キャリア論を語るのではなく、実際に異分野を横断してきた人間の具体例を見せる方が、理系学生の論理的思考との相性がよいと考えたためです。オランダからの生中継は、百崎がたまたま現地にいたことから実現した構成です。サステナビリティを教室の中の概念ではなく、今まさに動いている現実として見せることで、講義全体の説得力を変えられると判断しました。